Omiseユーザーインタビュー: インターネットを通じて「寄付」を身近に。「Syncable」

Omise利用加盟店: 株式会社STYZ
対談者: 代表取締役 田中辰也 様, 取締役 佐藤朋生 様
Omise導入年月: 2016年12月

バースデー・ドネーションやビットコイン寄付などユニークな仕掛けでNPO支援を盛り上げる株式会社STYZ。彼らが手がける寄付プラットフォーム「Syncable」についてお話を伺いました。

田中さん佐藤さん
左:代表取締役 田中様,右:取締役 佐藤様

アナログな寄付文化を、もっと手軽に。

欧米諸国と比べると、お金も人も集まりにくいと言われる日本のNPO(注釈: non-profit organisationの略。非営利組織。)業界。特に、草の根の小規模団体の多くはホームページさえなく、活動資金を街頭募金に頼っているそうです。

そこで生まれたのが、ITに明るくない団体でも、簡単に寄付サイトを立ち上げられ、インターネットを通じて支援者と繋がれるプラットフォーム「Syncable」。他にも手軽に寄付できるサービスが増えつつあるものの、単発的な資金集めに留まらず、「細く長く繋がるファンコミュニティを築いていける」のがSyncableの特徴です。

ただのファンドレイジングツールで終わらせない、Syncableならではの仕掛けとは?

しかし、NPOにツールを提供するだけでは問題の根本的な解決には至らず。

「私たちは難民や飢餓などのニュースを毎日のように目にしています。しかし、ニュースや広報誌に掲載されている情報はほとんどはスルーされてしまっています。それらが人々の頭に残ることはありません。本当に必要なのは個人を実際に動かすための施策でした。」佐藤さんはそう語ります。

どうすれば情報を受け取った人の心に響き、実際のアクションへと結び付けることができるだろうか?2人は情報の質を高める方策を考えました。

お祝いの気持ちを、寄付にのせて。「バースデー・ドネーション」というアイデア。

欧米では、誕生日会を自ら企画し、誕生日プレゼントの代わりにNPOへの寄付をお願いするファンドレイジングパーティー文化が浸透しています。そこから着想を得て、誕生日にソーシャルメディア上で寄付を呼びかける「バースデー・ドネーションキャンペーン」を実施。

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誕生日の願い事として、自分がつくりたい未来を発信してもらう。貧困や難民のような普段はスルーしがちなニュースも、表現が変われば、NPOが普通ならリーチできない層に響く可能性がある。」と田中さん。

実際、英語で投稿をすることで海外の友人からも寄付が届いたり、引退した競走馬の誕生日に、昔の活躍を讃えるファンたちから多くの支援が集まったりと、アイディアや発信方法を工夫することで面白い企画に仕上がっていったものも多いそう。(競走馬の企画はこちら

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引退馬協会が実施したバースデードネーションの事例。

決済から考える、支援の輪。

Syncableのアイディアを実現する上で欠かせないクレジットカード決済。VISAやMasterCardなど国際ブランドのアクセプタンスマークは、国境を越えて共感者を募れることを意味します。最近では、ビットコイン寄付も追加され、ますます選択の幅が広がりました。このように、グローバルに寄付を募れる環境は、自然災害やテロなどの緊急支援時には特に必要不可欠と言われています。

一方、寄付を謳ったマネーロンダリング被害増加を背景に厳しさを増す加盟店審査。「いかに安心して寄付できる環境を用意するか」も重要なポイントです。そこで、STYZ様とOmiseは、反社会的勢力のデータベースを活用し新規登録団体のチェックも綿密に行っています。

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自分に合った方法で簡単に団体を支援することができるようになっています。

さいごに

今後は東南アジアをはじめとして海外展開も見込んでいるSyncable。タイやミャンマーなどの仏教国は寄付の文化が根付いており、ホームページや集金方法などの課題を解決することが日本以上に求められています。

さらに、将来的には民間企業や有志団体などにもサービスを提供し、コレクティブインパクト(注釈: 企業、行政機関、NPOなどの立場の異なる組織が、組織の壁を越えてお互いの強みを出し合い社会的課題の解決を目指すアプローチ)を生み出すことを目指しているという精力的な発言も伺うことができました。 より広く、より深くサービスを届けようとしているSTYZ様の今後の活躍にご注目ください!

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