OmiseGO crowdfunding structure update

皆さんこんにちは、

OmiseGOのJun、Donnie、そしてVansaです。私達がクラウドファンディング (ICO) の構造の最終版に取組む中、関心をお持ちいただきありがとうございます。ここ数日間、私達は様々なタイムゾーンとコミュニケーションのチャンネル(Slack、WeChat、QQ、ツイッター、Redditグループ他数多く)を通じてOmiseGOコミュニティと一心に相談してきました。私達の決定はOmiseGOネットワークの長期的な成長にとって最善の利益を反映するものと確信しています。

クラウドファンディングを取り巻くコミュニティの活動は、マジョリティー問題(英語で"whales"と呼ばれる数人だけによる売買)、マイナーへの賄賂、そして割引を提案された参加者のため、最近の数ヶ月の間それらの例から多くを学びました。新たなクラウドセールはどれも私達により多くのデータポイントと教訓をもたらします。加えて、こうしたコミュニティ・クラウドファンディングへの個別貢献の関心はかつてないほど高水準となりました。それは私達を興奮させる一方で、私達のプロジェクトだけでなくプロジェクトの立ち上げを検討している他の人々や広くコミュニティ全体への影響を理解するため私達がコミュニティと共有することを望む、いくつもの予見していなかった問題も明らかになりました。下記にその問題点のいくつかを記します。

問題#1:

私達はBitcoin Suisseのプレセールの間だけでも非常に多くのコミットメントを受け取りました。現時点で、私達は、計6000万USドル以上の需要を見ており、これは私達が当初Bitcon Suisseに割り当てるつもりだった400万USドルを大きく上回るものです。私達はこのような水準の関心を予測また期待しておらず、すでにプロジェクト成功への貢献、長期的な価値を提供できる初期の参加者へ既に大きなコミットメントを行なったと感じていますし、そのコミットメントを守りたいと感じています。ですのでもちろん、現在のプレセールの上限(400万USドル)では、Bitcoin Suisseプレセールのみにおいても、全員の関心を満たすことが出来ません。

問題#2:

OmiseGOコミュニティ(敢えていうとクラウドファンディングコミュニティ)を通じた最大の懸念の一つは、パブリックセールが1、2の「くじら」によって完全に埋まってしまうことです。私達にとって、これは公平性と私達のネットワークの最適な設計の点で懸念を与えます。より多くの参加者が出資するほど、ネットワークはより良く機能します。私達は一人または数名の人々が全てのトークンを購入してしまうという疑念・懸念を持っています。

問題#3:

トークンを通じて集めることが出来る金額に上限があるという事実(不必要な額を集めないことを確実にする目的で)のため、私達は多くの人々からトークンの提供に関して問い合わせを受けています。私達は長期のインセンティブ重要と考えており、その一部はプロジェクトに有用な金額を集めることですが、必要以上の金額を無制限に集めることではありません。私達は現在の6000万USドル(あるいはこれからさらに需要が高まるのでそれ以上)の関心を集めることが無責任であり、それらを集めることがプロジェクトの成功の確率を下げることさえもあるかもしれないと懸念しています。私達が構築するものはネットワークとアプリケーションレベルの両方で野心的で、革新的です。しかし、必要以上の金額を集めることは実際のプロダクトの構築とデプロイに繋がるわけではないと結論しています。

私達はこの素晴らしいコミュニティーに対する最も責任ある行動は以下であると決定しました:

4ヶ月前より多くのICOが行われてきましたが、従来のトークンセールの形式では、今日のニーズに答えることができないということは明白です。イーサリアム創業者でOmiseGOのアドバイザー、ヴィタリック・ブテリン氏が最近のブログ投稿で現在の課題を明確な形で説明し、いくつかそれぞれの長所も限界も持つ解決策を提案しましたvitalik.ca/general/2017/06/09/sales.html。ヴィタリックはセールのプロセスにおける最終意思決定に関わっていませんが、彼の考えと彼の投稿の前後に行われた議論は、私達の意思決定プロセスにおいて重要な要素となりました。

OmiseGOはマジョリティ問題(冒頭でも述べた"whales"問題)を低減する方法として、またセール時点でのトークン保持者の広範な分布を確保するため、一人一人が購入できる額を私達が制限する額に制限することにしました。ただし、チェーン上で一人あたりの購入額に制限をかけるという方法は現在のところうまくいっていません。これまで提案された方法は全て、シビル攻撃や交互"whales"戦略の対象となっているのが現状です。よって、効果的に制限を施行するには相当のKYC(顧客を知る)プロセス、そして人々を認証後にホワイトリストに登録することが必要となります。これは、Bitcoin Suisseが信頼される仲介者として提供しているサービスです。明確にしたい点としては、私達はオープンなシステムの方を推奨しています。最終的に、特に新たなスマートコントラクトによる解決策がコミュニティーによりこの数ヶ月で探られていくだろうと推測しています。

制限されたセールのモデルは次の通りとなります:

  1. 私達はより多くの貢献者の受け入れのため全体のトークンセールの制限を1900万USドルから2500万USドルに変更します。詳細については、下記の私達の更新されたロードマップをご覧ください。

  2. Bitcoin Suisseのプレセール制限は2100万USドルに変更されます。最少の購入額は5,000USドルから、最大の購入額は100,000USドル相当で変わりません(あらかじめOmiseGOと直接合意された最大額を越えるコミットメントを除く)。登録確認は依然として先着順で、登録者が6月13日のBitcoin Suisseプレセール登録の期限までに申し込みをすでに提出した場合、現時点で登録者がすべき追加手順はありません。確認メールをお待ち下さい。

  3. 400万USドル分のトークンが他の事前資金調達プラットフォームに売られます。これらのプラットフォームはより少額の購入額を受け入れることが出来、より低額の一人あたりの購入額設定に前向き(Bitcoin Suisseはそうではありません。)です。こうした方法により、クラウドセール後のトークンの流動性を確保し、Bitcoin Suisseでは受け入れることのできないKYCプロセス、あるいは購入額が少ないなどの要件のためBitcoin Suisseを利用できない買い手を受け入れることを可能とします。しかし条件として、私達はこれらのプラットフォームと、非米国民・居住者のみを対象とすることで合意しています。

これがこのコミュニティー全員にとって合意・受入可能な取決めである事を望み、また今回のプロセスにおいて混乱を招いているかもしれないことについて心よりお詫び申し上げます。私達はこのICOが、コミュニティーにとって安全・価値のあるクラウドファンディング体験であることを願っています。

ロードマップ

ステージ1

OmiseGOホワイトレーベルウォレットSDK - プロトタイプ

開発者やサービス管理者をターゲットにした最初のウォレットSDKプロトタイプがアンドロイドとiOS向けに提供されます。ゴールは、IT部門や他の誰もが、あるいは事業開発の一員やサービス管理者がSDKをダウンロードしていくつかの鍵(セキュリティーキー)やロゴを挿入し、ほんの10から15分で簡単にオペレーションを可能とする「ブランドの付いた」ウォレットを試すことできる環境を実現します。

プロトタイプワークショップ

上記のウォレットSDK / プラットフォームの最適化・改善、またユーザーが本当に必要とする機能を特定するために私達は、初期テスト企業(サービス利用社)やパートナーと協働します。またこうした実際のユースケースを元に開発における現実的な優先順位を決定していきます。

ポーランドの開発チームをスケールする

私達は私達のイーサリアムとアプリケーション開発チームを拡大しています。2015年以来、私達はポーランドの開発チームと共同で取り組んできました。これから先、私達はこの接点と経験を用いて、開発チームのスケールアップを予定しています。

ステージ1.2

OmiseGOホワイトレーベルウォレットSDK

完全に機能するウォレット・ツー・ウォレット送金とBill Payment(バーコードを利用したペイメント)を備えたウォレットSDKをローンチ、加えてデビットカードとクレジットカードを用いたウォレットへのトップアップ(入金)と出金のオプション(例:ATM、OmiseGOパートナーやマーチャントでオーバー・ザ・カウンター)、そしてOmise決済ゲートウェイとの統合。

OmiseGOによってホスティングされるサーバノード

ブロックチェーン上でのストレージはとても高価で、主に身元、残高、そして取引履歴のような情報の正確性の検証に使われるべきです。OmiseGOによってホスティングされるサーバ(CoinbaseやPayPalに類似)はセキュアでコストパフォマンスの良いストレージを組み合わせた一般的なデータベースのレイヤーです。自身のエコシステム内(クローズ)で取引されるウォレットトランザクション向けに、金融機関等が利用することが可能です。そのような機関はまた、ユーザーの資金を保管できる、あるいは期間を横断した連携がすぐに懸念要因にならない集中型の台帳を望むかも知れません。このホスティングされるサーバノードは公開ブロックチェーンと互換性を持つよう構築されており、(コードはETHによってホスティングされるウォレット向けに利用出来るようになります)分散型ウォレットは2018年の開発スケジュールで、最終的に初期開発のクローズ版はオープン版(分散型)と置き換わることとなります。

分散型クロスウォレット決済のためのフレームワーク

詳細なシステムのアーキテクチャと(オンチェーントランザクションを含む)OmiseGOネットワーク上の分散型クロスウォレット決済のデザインは、技術とビジネスのコミュニティからのフィードバックを基に最終決定されます。

ステージ1.3

ピア・ツー・ピアSPV「ライト」モバイルクライアントをローンチ

機能には、台帳の検証と集中型/ホスティングされたウォレットサーバに依存しない(フルノードのみに依存)ユーザーの資金の残高の保持が含まれます。ホスティングされたアプリのフロントエンドはSPVクライアントとの完全な互換性のため更新されます。

オープンソース集中型取引所(分散型の資金保管)

私達は開発、または(単に分散型の資金保管、または単なるオフチェーン分散型取引所ではなく)私達の完全に分散型のオンチェーン取引所の最終目的としており、既に開発された集中型取引所とクリアリングのソリューションの適用に注力していきます。

ホスティングされたやり取りとクリアリングを開発し、やり取りの認証でトランザクション手数料がトークン保持者に支払われることが出来るシステムを準備するさらなる取組みが行われる場合があります。最初のテストフェーズの間、OmiseGOはより大きいシェアを持つ(が認証手数料を受け取らない)認証者を稼働するかも知れません。最終の展開においては、これらは除かれます。

ステージ2(1600万USドル以上の資金調達の対象)

OmiseGO分散型取引所(DEX)

これはプルーフ・オブ・ステークブロックチェーンとステークトークンであるOMGを含みます。他の機能は:

  • 中核のコンセンサスルールが統治する分散型取引所
  • ティッカープライスを要するETHコントラクトについてSPV証明を利用する能力
  • 実行がスマートコントラクトの終了と同期するスマートコントラクトを作成できる
  • 裏付けのトークンとしてETHと結合、そしてスマートコントラクトの施行
  • デジタルウォレット向けにやり取りの決済
  • 決済チャネルサポート
  • バッチ実行エンジンと注文書

注文の目隠し

私達は、トランザクションの機密性を推奨し相場操縦のシステミックリスクを低減するため、目隠しされた注文/コミットメントを出すことが可能なシステムを開発し、大きなパフォーマンスの犠牲なしにネイティブに匿名でパーミッションレスなネットワークで目隠しが実装される改善を行います。

ビットコイン(とビットコインに類似の)クリアリングハウス

私達は、ビットコインやビットコインに類似のブロックチェーンが、OMGチェーンによって施行されイーサリアムメインネットスマートコントラクトによって裏打ちされる(これらのトークンの)外部結合を通じて分散型取引所に参加することが可能となる構造を開発するつもりです。(カウンターパーティチェーンの採掘者によるチェーン攻撃から保護するため)SPV証明を利用するよりもむしろ、クリアリングハウスシステムはビットコインがプロトコルトークンの各ブロックチェーンで分散型でトレードされるのを可能にするよう新しいライトニングチャンネルの構造と結合された情報のリリースを利用します。

ステージ3

私達はさらなるプルーフ・オブ・ステークの研究を実施し、クロス・ブロックチェーンの用途向けにイーサリアムスマートコントラクトをスケーリングするためのコアコンセンサスメカニズムを開発します。

OmiseGOエコシステム開発ファンド(「OmiseGOファンド」)

Omiseは2015年から イーサリアムÐΞVgrantsプログラムを支援しており、結果としてイーサリアムのエコシステムに恩恵をもたらした数多くのイニシアチブを間近に目撃してきました。私達自身も、ライトニングネットワークのイーサリアム版であるRaidenの開発での私達の役割を通じた、その受益者です。コンセンサスが参加者によって決定されるパブリックネットワークなので、公の参加者はネットワークに大きな影響を持っています。OmiseGOチェーンの分散型の開発に資金を提供する助けを行うことはその成功の根幹です。これらの資金は目標を更に進めるためのもので、(要件ではありませんが)オープンソースプロジェクトに重点を置いており、コミュニティによる開発が主要なゴールです。さらに、トークン保持者は異なるオープンソースの実装を稼働できるため、もっと多くの開発のステークホルダーからの貢献でネットワーク内のより広範なエコシステム(そして多様な開発プロセスを持つ能力とその一層の容易さ)を後押しします。

私達はOmiseGOエコシステム開発ファインドを通じ、このエコシステムの成長を今後も支援したいと思います。私達は、コミュニティの改善、そして研究開発に向け、OmiseGOネットワークとイーサリアムコミュニティの長期的成長に資するイニシアチブの支援を目的に、私達の資源の一部を割り当てます。具体的に:

  • OmiseGOネットワークの実現における当面の必要性を超えた、PoSとETHコントラクトをブロックチェーンを横断してスケーリングするためのコアコンセンサスメカニズムのさらなる研究開発。企業や個人、組織に配分された資金は採用、リソース配分、OmiseGOのプロジェクトのゴールに資する研究開発を行うチームの開発に使用することが意図される。堅牢なプルーフ・オブ・ステークコンセンサスメカニズムにおけるイノベーションの一層の研究はOmiseGOにとって必要な研究開発の領域で、分散型取引所のスケーリングに直接適用可能である。
  • OmiseGOネットワークとイーサリアムエコシステムへの貢献に興味がある開発者に、完成へ向け彼らのプロジェクトに時間を費やす機会を提供する。
  • コアソフトウェアに貢献するプロジェクト、その開発プロセスまたはOmiseGOエコシステムの各主要部分(共通サービス、API、ABI)
  • 他のコミュニティや一般の人々への奉仕活動を増加する。私達はまた、ブロックチェーン空間へ彼らの技術をもたらすため技術または資金のサポートを求めているテック系スタートアップ企業への資金提供の機会を検討する。OmiseGOファンドは主流のイノベーションがブロックチェーンコミュニティに統合される事をより簡単にする強力な手段足りうると、私達は考えている。
  • パブリックOmiseGOネットワークに貢献する、マーケティングと将来の候補の採用へのリソースの割当。
  • 資金は(以下だけに制限されないが)専門的サービスや設備への支払い、協働のワークフローの一部として発生した費用の支払い、プロジェクトメンバーのコストをカバーする支払い、ブロックチェーン決済の開発のための公共財の作成に使用できる。

Web: omg.omise.co
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